仮想通貨の意味
ビットコインのことを「仮想通貨」だと言いました。この仮想通貨を比較的イメージしやすい事例は「オンラインゲーム」の中で使う通貨だと思います。初めに円やドルでゲーム内で使う通貨を購入します。ゲーム内で使われる通貨ですから、ゲーム内の店でいろいろなアイテムを買えます。ただしこの場合は、あくまでもゲーム内でだけで利用で切る仮想通貨です。
他にも、特定の Web サイトにおいて使用できるポイント表現の仮想通貨もあります。利用登録の際に例えば1,000ポイントを1,000円で購入し、このポイントで有料サービスを利用するというようなしくみのWeb サイトです。サイト内でそのポイントが使えるのですから、これも仮想通貨です。ビットコインの構造もこれに似ています。
ビットコインを入手すれば、ビットコインが利用できる所で、物やサービスを買うことができるわけです。ただし、全く同じではありません。ビットコインはそもそも存在している目的が全く違うのです。特定のゲームで使う仮想通貨などの場合は、企業単位で作られていて、利用者を囲い込み、仮想通貨を利用するゲーム内で利益をあげるからです。
対してビットコインの場合は、円やドルと同様に、経済活動を円滑に進めていく目的で作られています。遊び用ではなく、世界中で普通に使えることを目指しています。仮想通貨なので、実際の紙幣や硬貨は存在しませんが、パソコンやスマホが財布代わりになり、実際に物の売買ができます。
電子マネーも仮想通貨と似たようなものです。ビットコインとの比較でよく出てくる言葉です。電子マネーで最近の主力になってきたのは非接触型のカードです。電車に乗るとき、コンビニでの支払いに利用するという方法です。これは誰もが当たり前に利用していると思います。ビットコインも、電子マネーとして使用できます。